減塩・高血圧予防の新しいアプローチ!ナトカリ比を使った食生活改善1ヶ月チャレンジ

    三井化学株式会社 ①VISION HUB SODEGAURA/②茂原分工場、茂原研究開発センター

    業種 製造業 従業員数 ①約1,200名/②458名(工場、研究含む) 課題 ・従業員を中心とした健康づくりの取り組み、無関心層の巻き込み・BMI27~の増加傾向(健康リスク改善)
    top三井化学_外観-2

    実施プログラム

    ・減塩セミナー(動画版)を視聴後、尿ナトカリ比・べジチェックを測定し、普段の食事の塩と野菜のバランスを知る。
    ・ナトカリマップ等の支援ツールを用い、ナトカリ比を下げる食生活にチャレンジ。
    ・約1ヶ月後の数値(尿ナトカリ比・べジチェック値)の変化(改善)を目指す取り組みを実施。


     
    ①VISION HUB SODEGAURA
    尿ナトカリ比測定方法
    郵送検査キット シオチェック+(ヘルスケアシステムズ)
    <使用方法>
    ・初回面談時に1回目のキットをお渡し。
    2回目の面談とべジチェック測定時に、2回目のキットをお渡し。
    ・自宅で採尿し郵送、結果をWEBで確認。

    <実施ご担当者様コメント>
    担当不在時もキットを渡せば自宅で検査ができるのは楽でした。在宅勤務が多い職場にも良いように思います。一方で、検査タイミングをコントロールできず、メールで何度も検査や郵送促す必要がありました。
    ②茂原分工場、茂原研究開発センター
    尿ナトカリ比測定方法
    尿ナトカリ計(オムロンヘルスケア)
    <使用方法>
    ・1回目:当日キットを渡し採尿・受取。その場で測定を行い、面談。
    ・2回目:事前キットを配布し面談当日に尿を提出測定、面談。

    <実施ご担当者様コメント>
    1回目の当日配布は大変だったので、事前採尿に変更。採尿容器が難しく感じた方もいました。
    測定日が決まっていたので、測定状況が把握しやすかったです。
    尿ナトカリ測定中に雑談、食生活の状況確認をしながら行えたので、それなりに楽しかったです。

    お取り組みの経緯

    これまでべジチェックを活用した食生活改善の取り組みを実施しておりましたが、今回はその取組を一歩進め、もともと予定していた特定保健指導の初回面談のタイミングに合わせ、血圧高めの方にむけ企画しました※。
    「尿ナトカリ比(Na/K)」を見える化することで普段の食生活の野菜と塩のバランスを知ってもらい、
    減塩を頑張りながらも、難しい時には積極的に野菜や果実を多くとる食生活改善にチャレンジしてもらいました。
    ※①VISION HUB SODEGAURAでは上記と併せ、食生活改善やナトカリに興味のある方は任意で参加を募集した。
    ※②茂原分工場、茂原研究開発センターでは、正常血圧の方も含めて二次募集を行い参加頂いた。

    お取り組みの成果

    【参加対象者】①VISION HUB SODEGAURA 約60名 ②茂原分工場、茂原研究開発センター 約40名
    【1.尿ナトカリ比、べジチェック値の変化】
     1-1平均値
     ナトカリ比(Na/K)は下がり、べジチェック値が上昇

    1ー2.尿ナトカリ比とべジチェック値の組み合わせによる食習慣のタイプ(※)の変化
    (※)尿ナトカリ比を下げるには、①ナトリウム(塩)を減らし②カリウム(野菜等)を増やすことが重要です。
    両方頑張れれば良いですが、「自分は①②どちらを頑張ることを”より優先”すれば良いのか」、以下4象限の図を使用して、対象者へ指導し、変化を見ました。
     
     ①VISION HUB SODEGAURA:ナトカリ比低下、ベジチェック値上昇の象限割合(7%➡19%)
     ②茂原分工場、茂原研究開発センター:ナトカリ比低下、ベジチェック値上昇の象限割合(3%➡15%)
     
    【2.行動変容
    2-1.ナトカリバランスを意識した食生活への行動変容前後アンケート)
     ナトカリバランスを意識した食生活を実践している(6ヶ月以内・6ヶ月以上)が大きく増加
    ①VISION HUB SODEGAURA:
    ②茂原分工場、茂原研究開発センター
    2-2.理由(フリーアンサー回答に含まれる単語をカテゴリーごとに分類しカウント)
    【3.継続意向
    ①83%、②89%の方が今後も普段の食生活でナトカリバランスを意識した食生活を継続できそうと回答
    (フリーアンサー回答に含まれる単語をカテゴリーごとに分類しカウント) 
     

    参加したの皆様の声

    ①VISION HUB SODEGAURA:
    自己負担が一部あっても継続して取り組みたい:96%
    ・自分の食生活を数値で見えたことの気づきが大きかったです。予想よりナトリウム過剰ということが判明しました。
    まだ若いため、高血圧や病気とは程遠いと正直思っていたが、数字で平均や目標と自分の違いを知り驚いた。また、リスクやメリットを知ることができ、更に何をすればよいのかも分かりやすかった。 
    ②茂原分工場、茂原研究開発センター:
    自己負担が一部あっても継続して取り組みたい:100%
    ・今まで知らなかった「尿ナトカリ比」を知ることができてすごく勉強になりました。今後も野菜ジュースは続けるつもりでいますので、定期的に「尿ナトカリ比測定」や「ベジチェック測定」をさせていただけると嬉しいです。
    ・食生活に気を付けるようになったからか血圧が上がっている感覚が少し落ち着いたように感じる。 プログラムが終わってからも家族含め毎朝野菜ジュースを飲み続けている。参加してよかった!
     

    ご担当者様のコメント

    ご担当様画像

    ①VISION HUB SODEGAURA:楠本様
    結果が数値で確認できることは効果的だと感じます。
    カリウム豊富な野菜飲料を飲んでもらいましたが、継続性という点ではあれこれやるよりも印象に残ったようですし、尿ナトカリ比だけではなく、ベジチェックの数値が改善したことも嬉しかったという声を聞きました。
    今回は特定保健指導とセットで実施しましたが、食生活改善施策のポピュレーションアプローチとして実施するのも良いように思います。

    ②茂原分工場、茂原研究開発センター:島田様
    職場でみんなで測定しに来て、わいわいしながら実施ができました。
    結果シートを見せ合ったり、職場の中のコミュニケーション活性にも繋がり、参加者が楽しみながら実践できたように思います。

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