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みなさま、こんにちは。健康事業部の松本です。
今回は、公立諏訪東京理科大学(長野県茅野市)でのベジチェック®を活用した事例についてご紹介します。
2022年にご縁があり、公立諏訪東京理科大学の食堂前でベジチェックを測らせていただく機会がありました。
測定くださったのは、公立諏訪東京理科大学の学生さんならびに教職員あわせて362名の皆様です。
その結果、野菜摂取レベルの目標値である7.0以上の方は、なんと、たったの4名!!
大学生の野菜不足が明らかになりました。
公立諏訪東京理科大学での測定会結果(2022年)
とはいえ、大学生はとっても元気!ふだん、野菜不足なんて気にもしません。
そのため、「健康のために野菜を食べましょう」と言ってもなかなか野菜を食べようとは思いませんよね。
そこで翌2023年には、保健管理センターの小泉先生のご尽力により、カゴメが提供する「野菜をとろう」アプリをうまく活用しながら、学生による野菜摂取のチーム対抗戦を実施しました。
そこで翌2023年には、保健管理センターの小泉先生のご尽力により、カゴメが提供する「野菜をとろう」アプリをうまく活用しながら、学生による野菜摂取のチーム対抗戦を実施しました。
■ベジチェック選手権 開催
優勝賞品が野菜ジュース1年分というインパクトもあってか、33チーム143名の方が、参加してくださいました。
期間中には、中間測定を行うとともに茅野市の栄養士さんにも参加していただき座談会を行いました。
地元の野菜を簡単に食べられるメニューの紹介や、科学的にベジチェックの数値を上げる方法などを解説し、非常に盛り上がりました。
■そしてなんと結果は、全参加者の平均で野菜摂取レベルが+1.08と大きく改善!
ベジチェック選手権参加者の野菜摂取レベル測定結果
■参加した大学生の感想(事後アンケートより)
■大学担当者のコメント
学生、教職員のチーム対抗戦にしたことで、大学全体として野菜摂取に意識が向いた3ヵ月間でした。
学生、教職員のチーム対抗戦にしたことで、大学全体として野菜摂取に意識が向いた3ヵ月間でした。
参加者の笑顔がとても印象的で、野菜摂取レベルを測定し数値化することでより興味深く、野菜不足を認識できたと思います。
これから社会に出ていく学生さんたちが健康で幸せな生活が送れるよう、今後も保健管理センターとして何ができるか考えていきたいと思っています。
■おわりに
令和元年の国民健康栄養調査でも、20代の野菜摂取量平均値は、それ以上の年代と比較して低いことが分かっています。
1度でも「野菜を食べること」に夢中になる、という経験が、大学生の今後の野菜摂取に好影響を与えることを願っています。
ただし、イベント後のアンケート結果からは、金銭的にも野菜たっぷりの生活は難しい、そもそも野菜を手に入れることができる環境がなかなかない、といった学生たちの生活実態も見えてきました。
継続的に健康的な食生活をしていただくためには、「大学生が野菜を摂れる環境づくり」が大切であり、大学としてどう取り組んでいくのか、といったことも、引き続き大学の先生方と議論を続けて参ります。
令和元年の国民健康栄養調査でも、20代の野菜摂取量平均値は、それ以上の年代と比較して低いことが分かっています。
1度でも「野菜を食べること」に夢中になる、という経験が、大学生の今後の野菜摂取に好影響を与えることを願っています。
ただし、イベント後のアンケート結果からは、金銭的にも野菜たっぷりの生活は難しい、そもそも野菜を手に入れることができる環境がなかなかない、といった学生たちの生活実態も見えてきました。
継続的に健康的な食生活をしていただくためには、「大学生が野菜を摂れる環境づくり」が大切であり、大学としてどう取り組んでいくのか、といったことも、引き続き大学の先生方と議論を続けて参ります。
このコラムの著者
監修 カゴメ株式会社 松本 舞
京都大学卒業後 2012年にカゴメに入社。 乳酸菌の機能性研究や、大規模な健康診断結果を活用し、野菜がどう健康に良いかを明らかにする研究を進める。
その研究の一環として「ベジチェック®」とメタボリックシンドローム との関係性についても明らかにした。(詳細:本HP内「コラム/情報」→「科学論文」参照)
情報発信だけでは、野菜摂取量が増えない現状をどうにか打破すべく、地域の課題解決をする中で野菜摂取増を目指す取り組みに着手。 複数自治体と連携しながら模索中。