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野菜摂取量が推定できる機器「ベジチェック®︎」の開発成果が 2021年度 飯島藤十郎食品技術賞 を受賞 

作成者: ニュース用|Apr 24, 2022 3:00:00 PM

カゴメ株式会社 (代表取締役社長:山口 聡 本社:愛知県名古屋市) が開発した野菜摂取量を簡単に 推定することができる仕組み「ベジチェック® 」が、2021 年度 飯島藤十郎食品技術賞を受賞いたしました。
本賞は、公益社団法人飯島藤十郎記念食品科学振興財団※1 が、食品科学に関する研究や技術開発に 優れた業績が認められる研究者又は研究グループを表彰するものです。受賞対象となった研究・技術開発 は、「皮膚カロテノイドを測定することで野菜摂取量を非侵襲的に容易に推定する装置(ベジチェック® )の開 発と実装」であり、不足しがちな野菜の摂取量※2 を簡便に測定することで野菜摂取を促す機会を提供でき る仕組みを開発し社会実装につなげた成果、ならびにその背景にあるカロテノイド※3に関する研究が高く評 価されました。

なお、本賞の贈呈式は、2022年4月18日に山崎製パン総合クリエイションセンターにて開催されました。

「ベジチェック®」について

本装置は、皮膚のカロテノイド量を光学的に測定することで、およその野菜摂取量を推定することを可能にしたもの です。LED を搭載したセンサーに手のひらを当て、数十秒で測定が完了することから、利用者がその場で結果を見る ことができる簡便さが特徴であり、企業や自治体の健康増進支援ツールとしてご活用いただいています。
参考: https://www.kagome.co.jp/library/company/news/2019/img/190625_0700902.pdf

※1:公益社団法人飯島藤十郎記念食品振興財団(http://www.iijima-kinenzaidan.or.jp/index.html)
財団法人食品科学振興財団は、山崎製パン株式会社創業者飯島藤十郎社主が主たる基本財産を出資し、1984 年に農林水産大臣の許可を得て発足したものであり、食品科学等に関する研究等の推進を通じて、食生活・食文化 の向上、健康の増進及び食品産業の発展に寄与することを目的としています。財団が行う事業の一つに、「米麦そ の他の主要食糧等を原料とする食品の生産・加工・流通及び食品科学等に関する研究又は技術開発に優れた業 績が認められる研究者又は研究グループの表彰」があり、飯島藤十郎食品技術賞は、当該研究分野に関し、食品 の技術開発において優れた業績をあげた研究者又は研究グループに授与されるものです。

※2:「厚生労働省 健康日本 21」が推奨する 1 日の野菜摂取目標量は 350g。平成 22 年~令和元年国民健康・栄養 調査(厚生労働省)での日本の 1 人当たりの平均野菜摂取量は約 290g。

※3:カロテノイド
野菜(特に緑黄色野菜)や果実に広く含まれる、赤~橙~黄色の色素。にんじん等の緑黄色野菜に豊富なβ-カ ロテンやルテイン、トマト・スイカの赤い色素であるリコピン、温州ミカンのβ-クリプトキサンチンなどがその代表です。 摂取することで体内に吸収され、皮膚にも蓄積することがわかっています。総じて強い抗酸化作用(一重項酸素消 去作用)を有することから、その積極的な摂取による健康効果が期待されています。また、カロテノイドの一部(β-カ ロテンやα-カロテン、β-クリプトキサンチン等)には、体内に吸収された後にビタミン A に変換されるプロビタミン A としての役割を介して健康に寄与するものもあります。

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TEL:048-600-0043
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